いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その140;人間、忘れることができるから生きていくことができる・・のかなぁ)

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人間ね、忘れることができるから生きていくことができると思うのよ・・・

最近、録画してためていたテレビドラマの中で、認知症の症状が進行していると思われる初老の女性がふと漏らした言葉が、頭から離れない・・・。

自分自身、今までの人生、今現在ですでに、お陰様で普通の人以上に波乱万丈の人生を送らせていただいていると思います(笑)。その中で、常に頭の中に深く突き刺さっている思い出がいくつかあり、さらに忘れようにも忘れられない記憶も心の底にこびりついています。

そして、改めて振り返ってみると、不思議なことに私の場合は、良いこと悪いこと均等にそれが残っていることに気が付きます。

基本的に能天気に見える割にはウジウジ考えるほうなので、特に悪いことに関してはどんなときにもそのことがとてつもなく長い時間脳裏から離れません・・現に一人でいるときには、そのことばかり考えている自分がいます。

でも、その一方で、いまから、ここから!って毎日、毎瞬間、己を鼓舞できるのは、忘れられない良いことがいつも弱っている自分自身を支えてくれてハッパをかけてくれているからということも事実です。

あの未曽有の大震災から5年が経ちました。

ひのまるキッズではこれまで290名の親子を被災地からご招待することができました。

その中で、今でも様々な新しいことを聞くことがあるのですが、一番心に残っているのが、

今になって夜泣きする子供たちに困惑している・・

というあるお母さんの話。それは、当日赤ちゃんだった子供が物心ついた今になって
震災を思い出し、泣き出すという内容でした。

後日、友人の精神科医に聞いたところ、それはいわゆるトラウマというもので、それを消すにはもちろん長い月日。そして、それ以上の、それをかぶすくらいのたくさんの楽しい思い出が必要だという答えが帰ってきました(医学的な細かいところは定かではありませんが・・)。

言うが易く、行うは難し

とは思いますが、私たちができることは、ひのまるキッズで一つでも多くの楽しい思い出を
提供することしかありません。

人間、忘れることができるから、生きていくことができる・・・

私自身、正直、これまで悔やみきれないことを忘れたくて、何もかもやる気がなくなったり、自暴自棄になったりしましたが、残念ながら何をしてもそれは忘れられません。

でも、少なくても今は、そんなことを思い出すことがないほどの沢山のやりがいに囲まれて日々気張れています。思い出す暇がありません・・(笑)

昨日、ひのまるキッズ東北大会ファミリーと四国大会ファミリーのお店でスタッフと愉しいひと時を過ごしているとき、この『』をしみじみと感じたことがこの上ない幸せでした。

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いまから、ここから、そう、これからが本当の勝負です!!

永瀬義規

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