いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その213;続ける)

終戦記念日

8月15日は終戦記念日でした。

72年前のこの日の正午、昭和天皇はラジオを通じて日本の降伏を伝えました。

政府によると、満州事変から日中戦争、太平洋戦争へと拡大した戦争は15年におよび、日本の戦没者は軍属・民間人含めて310万人だと報じられていました。

54歳の私でさえ、正直、戦争と言ってもピンときません。

でも、毎年、この日になってテレビ等で様々な特集番組が組まれ、決して二度と起こしてはいけないこととして胸に刻まれています。

今、アメリカと北朝鮮の間で起こっている出来事に対し、決して他人ごとではないということを我々は認識しなければならないと思っています。

地理的に両国の間に位置する? アメリカの同盟国としての立場がある? そんな事よりも、世界唯一の被爆国として、あの過ちを絶対に犯してはならないということを言い続けるべきだと心の底から思っています。

全ては時間が解決する・・ということはあり得ません。確かに時が経てば人はそのことを忘れてしまい、白紙に戻ってしまうということです。良いことも、そして、悪いことも・・。

だから、私たちは絶対に72年前のあの日に誓った先人の思いを伝え続けなければならないんです。

2011朝日新聞記事
ひのまるキッズでは、あの未曽有の大災害を生んだ東日本大震災の3か月後に『東北復興支援』として被災地より親子を招待することを続けています。

その数はこれまでで350名。

しかし、最近では「もうそろそろいいんじゃないか?」とか、「ほかの災害で被害にあった人はどうするんだ」みたいな声を聞くことがあり、正直、心を痛めていました。

そんな中で、先日、資料を整理していたら出てきた新聞掲載記事で目が覚めました。

そこには、この企画を始めた時の思いや、スポーツが生み出すパワーのことが書かれていました。

スポーツで飯を喰う! と言って立ち上げた弊社も、もう10年目を迎えます。
結果はどうであれ、人数は少なくても、この復興支援は、スポーツで生活をしている会社として、団体として絶対に続けていかなければならないことだと確信しています。

そして子供たちが、このひのまるキッズを体験することによって、当たり前のことを当たり前にできる人間に育ち、やってはいけないこと、やらなければならないことを判断できる社会人として世界を作り上げていってくれれば本望であり、そのための『場』を提供し続けることが、我々の仕事であると思っています。

いまから、ここから、終着地のないこの道をただひたすら歩み続けます。

永瀬義規

ひのまるキッズ六訓

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