2010年10月8日訪問
創立わずか6年ながら、北陸の柔道どころ福井で、いま最も注目されている川口道場。道場を訪ねて感じたことは、とにかく子供たちが元気なことと練習内容の濃さ、運動量の多さだ。
練習が始まるや道場内には子供たちの、お腹から絞り出すような大きな声がこだまし、40畳ほどの道場はあっという間に熱気で満たされた。
2010年10月8日訪問
創立わずか6年ながら、北陸の柔道どころ福井で、いま最も注目されている川口道場。
先生の号令と指を使った合図に従い、ジャンプしたり、その場で右回転したり左回転したり、高速足踏みをしたり、屈伸したり、後ろ回りをしたり……、ゲーム的な要素を取り入れて楽しげにやっているが、その内容は超ハード。
子供たちは息を切らしながらも必死に先生の号令についていく。苦しそうではあるが、楽しそうでもある。
こんな練習を小さい頃からやっていれば、運動能力が高くなるのは間違いない。
もちろん、福井の子供たち全員が川口道場に通っているわけではないが、子供たちの相対的な能力の高さを見れば、福井の子供たちの"日本一"も納得できる。
基礎体力トレーニングのあとは、寝技の反復練習。小学生とはいえ、かなりしっかりとした練習だ。
いくつかのパターンの中から、自分が得意なものを選び、繰り返し練習している。
「左右できるといいなぁ」という川口先生の言葉に応じ、逆側からの入り方にすぐさまチャレンジ。
果敢に挑戦する姿勢は、日頃の練習から培われたものだろう。抑え込むまでを繰り返し練習した後は、寝技の乱取。
みんな必死に取りにいき、髪の毛から汗がしたたるほどだ。
川口道場の稽古はちょっと変わっていて、曜日によってやることが異なる。基礎トレーニングまでは毎日共通だが、その後の稽古は、月曜日が寝技の基本練習、水曜日が立ち技、金曜日は乱取稽古といった具合だ。
練習時間は小学1~2年生が8時まで。希望者は3年生以上の子供たちに交じって9時までやっているそうだ。
小学生の練習の後は一般の練習となるが、中学生や高校生が8時くらいから集まり始め、小学生高学年の子とも練習をする。
今年の全中ベスト8の長谷川奈桜さん(福井工大福井中)は、小学生の練習開始時から顔を出し、小さい子の面倒を見てくれているという。こういう強くて優しい先輩がいることも子供たちの大きな励みなっているのは間違いない。
道場の名称 | 川口道場 |
道場の住所 | 福井県坂井市丸岡町下久米田13-30 |
指導員 | 代表 川口 稔(六段) 川口稔先生のブログ http://kokorozasi.cocolog-nifty.com/blog/ 長田康秀(四段) |
お問い合わせ先 | 川口整骨院 福井県坂井市丸岡町寄永3-27-2 0766-68-0666 |
練習場所 | 川口道場 |
練習日 | 月、水、金曜日 低学年 午後7時~8時(金曜日は~9時まで) 高学年 午後7時~9時 中学・一般 午後9時~10時 |
月謝 | 小学生 3000円 中学生 2000円 |