ひのまるキッズ柔道

第27回望星旗少年武道(柔道)大会

開催日時

平成19年10月26日(日)

会場

東海大学湘南校舎武道館柔道場
(神奈川県平塚市北金目4丁目1−1)[地図]

10月26日(日)東海大学湘南校舎、武道館にて開催された第27回望星旗少年武道(柔道)大会。
もともと東海大学柔道部のOBの出身道場やOBが指導をしている道場など、
同部OBに関係する道場を集めて開催されていた大会でしたが、
今では出場を希望する道場が多く出場制限をかけざるを得ない程の大人気の大会です。


この大会は小学生低学年の部(2年生・3年生・3年生)3人制と高学年の部(4年生・5年生・5年生・6年生・6年生)5人制の2部構成で行われるため、各道場は低学年、高学年あわせて道場全体で参加できることが人気の秘密となっているようです。


また、最初に3チームで予選リーグを行い、それぞれのリーグで順位が決まった後、1部(1位トーナメント)、2部(2位トーナメント)、3部(3位トーナ メント)に別れ、トーナメント戦一回戦まではどのチームも最低3試合は戦うことができます。つまり子供たちにとってはより多くの経験を積むことができるよ うになっている点も大きな特徴と言えます。


開会式後、東海大学のOBであり、了徳寺学園職員の鳥居選手による柔道教室が行われました。得意技である背負い投げの入り方や技のポイントなどを詳しく解説され、試合直前にも関わらず選手たちはその技を盗もうと真剣な眼差しで見つめていました。


柔道教室のあとは、いよいよ低学年の部の予選リーグ。 会場も徐々に盛り上がりを増してきました。
低学年の部は三人制のため、先勝したチームがそのままの勢いで勝つケースが目立ちます。また選手たちの表情も豊かで必死さが伝わりやすく、つい応援にも力が入ります。


続けて高学年の部、会場は身動きもとれないほど一杯に。 高学年の部は五人制でシーソーゲームにもなりやすいといいます。 中・高生になると状況に応じて引き分けを狙ったりするケースも見受けられますが、ここではお構いなしのガチンコ対決が繰り広げられ、選手たちの熱い戦いっぷりに目が離せませんでした。子どもと言えども、選手同士は真剣そのもの。
その熱さに胸を打たれた大会でした。


本大会の模様はBiglobe Dream Agentでも掲載されています。

Biglobe Dream Agent

大会結果

  • 低学年の部
  • 高学年の部


1部
優勝 朝飛道場(神奈川県)
準優勝 五十嵐道場(埼玉県)
第3位 高尾警察署少年柔道部(東京都)
愛柔会(神奈川県)
敢闘賞 寒川柔友会(神奈川県)
小川道場(神奈川県)
松前柔道塾(東京都)
古賀塾(神奈川県)


2部
優勝 野木町柔道クラブ(栃木県)
準優勝 NPO法人志陽館 (埼玉県)


3部
優勝 吉田道場(東京都)
準優勝 高山柔道塾(静岡県)


最優秀選手賞
賀持喜道 朝飛道場
織茂友多郎 朝飛道場
岩田歩夢 五十嵐道場
杉山亮太 高尾警察署少年柔道部
戸澤夏依 愛柔会


1部
優勝 朝飛道場(神奈川県)
準優勝 松前柔道塾(東京都)
第3位 白根柔道連盟鳳雛塾(新潟県)
古賀塾(神奈川県)
敢闘賞 春日柔道クラブ(東京都)
力善柔道クラブ(茨城県)
佐藤道場(群馬県)


2部
優勝 大仁柔道会(静岡県)
準優勝 (財)昭徳館(栃木県)


3部
優勝 明倫館杉﨑道場(千葉県)
準優勝 野木町柔道クラブ(栃木県)


最優秀選手賞
辻 湧斗 朝飛道場
朝野未来 朝飛道場
横山稜悟 松前柔道塾
鈴木一真 白根柔道連盟鳳雛塾
古賀颯人 古賀塾

了徳寺柔道クラブ 山下亜希監督インタビュー

了徳寺柔道クラブ 山下亜希監督インタビュー

■道場開設のいきさつを教えていただけますか?
一昨年、了徳寺大学内で柔道教室を開いたんですよ。 それが大変盛況で、その後、参加した子どもたちから 柔道を続けたいとの声があがり、了徳寺大学内の道場を 利用して昨年5月に毎週土曜日に練習を始めました。 それが「了徳寺柔道クラブ」開設のきっけかですね。


■やはりオリンピック選手に憧れてくる子どもが 多いのでしょうか?
いや、必ずしもそうではないんですよ。 入門している子供たちは、柔道が強くなりたいと いうより、他のスポーツをする上での基礎体力 アップを目標としている子どもが多いですね。 事実、サッカーや野球のチームに所属している 子どもも多いんですよ。


■なるほど。そうするとバリバリ専門的な柔道を教えるというよりは、、、
そうですね。 やはり、まずは柔道の楽しさを伝えてあげたいと 考えています。子どもたちが飽きずに柔道を楽しめる ように練習方法などもいつも試行錯誤していますよ。


■チームとしてもまだまだこれからということですね。
そうですね。今回、大会に出場するのも5回目と いうことで、 まだまだ経験も足らない新米チームです。 これまでいくつかの試合に出場していますが、 なかなか勝てなくて、子どもたちも悔しさを感じていますね。 そんな子供たちの要望で、練習も週1回から2回になりました。


■子どもたちが積極的になってきたということですね。 今後がますます楽しみになりますね。
そうですね。 子どもたち、そしてこのチームがどんな成長をしていくか、 私たちスタッフも楽しみにしていますよ。


■ありがとうございました。

大会概要

大会名 第27回望星旗少年武道(柔道)大会
主 催 学校法人東海大学
日 時 平成19年10月26日(日)
主 管 東海大学スポーツ教育センタースポーツ課東海大学体育学部武道学科柔道コース学校法人東海大学望星学塾
後 援 ナガセケンコー株式会社・トップインターナショナル株式会社
株式会社共同写真企画・ミズノ株式会社
協 力 スポーツひのまるキッズプロジェクト