「保護者の部」出場選手にインタビュー 5
市川さん(39歳、千葉、五段)
いつもは自分が子供のセコンドについていろいろ言っているので、たまには子供について
もらって、いろいろと言ってもらおうかなと思いまして。それで、もし負けたら、指示が
悪かったんだと(笑)。
地元の関東大会には今までも出ていましたが、東北大会は初めてです。昨年、同じ道場の子が、
お父さんの出身地が弘前ということで東北大会に出て、非常に楽しかったという話を聞いていたので、
今年はうちもぜひ出てみようと思っていたんです。
それで、せっかくの機会だから自分も試合しようかなと。
試合は、30代前半くらいまでは年に1~2回、県民大会みたいな試合に出ていましたが、
いまはもうトーナメントに出るのはきつくて。今回はワンマッチということだったので出ることにしました。
最近は、子供たちの間でもきちんと組み合わないで、掛けつぶれみたいな技を掛ける選手が増えているので、
子供たちの見本になるような、しっかりと組み合う柔道をしなくてはいけないと思っています。
勝つにしても負けるにしても、恥ずかしくない柔道をしたいですね。
柔道をやっていてよかったと思うのは、子供たちも柔道をやってくれて、親子のコミュニケーションが
とれていること。最初は半ば強制的にやらせていた感じでしたが、賞状やメダルがもらえるようになって
楽しくなったのか、今は自分から頑張っている。そういう姿を見るのが嬉しいですね。