ひのまるキッズ柔道

第2回スポーツひのまるキッズ東北小学生柔道大会

開催日時

平成23年6月12日(日)

会場

青森県武道館(弘前市)
(青森県弘前市大字豊田2丁目-1 )[地図]


大会結果

  • 1年生の部
  • 2年生の部
  • 3年生の部
  • 4年生の部
  • 5年生の部
  • 6年生の部
    1年生の部

    ※クリックすると拡大画像をご覧頂けます。

  • 1年生の部
優勝 沼端 麗(青森県・野辺地町柔道少年団)
準優勝 粟嶋 想(青森県・尾上柔道少年団)
第三位 渡部 良太(青森県・八戸市柔道少年団)
三浦 伊織(福島県・内郷柔道塾)
第五位 佐藤 光希(秋田県・雄武館山中道場)
山口 虎碧大(青森県・八戸市柔道少年団)
西山 一心(福島県・勿来少年柔道教室スポーツ少年団)
盛 翔輝(青森県・五所川原柔道少年団)
マナー賞 長利青空(青森県・中里誠心塾)
(受賞理由)選手、保護者、指導者の試合中における態度、試合前後の礼もよくできていた。

沼端 麗○崩袈裟固△粟嶋 想
沼端(青森・野辺地町柔道少年団)は右組み、粟嶋(青森・尾上柔道少年団)は左組みのケンカ四つ。
序盤、体格に勝る沼端が右体落を仕掛けたところを粟嶋が思い切って小外刈で返して伏せさせる。 以降は粟島が左体落に左背負投、左大内刈と先手を取って攻め続け、 沼端がこれを弾き返してはなんとか捕まえようという展開。
残り1分を過ぎ、疲れが見えてきた粟島の左背負投を、沼端が右大腰の形でねじり投げる。たまらず伏せた粟島を沼端がガッチリ崩袈裟固に仕留めて「一本」。粟島は残り時間8秒まで粘ったが、沼端の地力の前に涙をのんだ。沼端は攻められながらも動じない度胸の良さが見事だった。

  • 大会レポート

     

  • 大会レポート

     



沼端麗君のコメント
沼端麗選手のコメント
「うれしいです。優勝は狙っていました。決勝は先に攻められたけど、自分の方が強いと思っていたので、慌てずに捕まえて投げようと思っていました。柔道は好き。得意の大内刈で相手を投げるのが気持ち良いです。目標は特にないけど、楽しく続けたいです」

父・誠さんのコメント
「1年生にしてはでっかい子ですが、気持ちの優しい子です。良くも悪くも柔道にそれが出ていると思います。柔道を始めたのは3歳から。道場のお兄ちゃんたちに世話をされて育ってきたせいか、今は自分が当たり前に幼稚園の子たちの面倒をみていて、それが嬉しいですね。今のところ辞めたいとも言わないですし、好きならずっと続けてもらって、優しく強く育ってほしいです」



  • 2年生の部

    ※クリックすると拡大画像をご覧頂けます。

  • 2年生の部
優勝 石岡 来望(青森県・五所川原柔道少年団)
準優勝 伊藤 大峰(岩手県・大迫柔道スポーツ少年団)
第三位 高松 祐太(青森県・五所川原柔道少年団)
相馬 嘉乃(青森県・養気塾)
第五位 佐藤 美咲(宮城県・白石三省塾柔道スポーツ少年団)
三浦 伽琉羅(青森県・剛柔舘藤田道場)
勝浦 里子(青森県・五所川原柔道少年団)
田中 健幹(青森県・青森市柔道少年団)
マナー賞 佐藤美咲(宮城県・白石三省塾柔道スポーツ少年団)
(受賞理由)終始礼がしっかりしていた。

石岡来望○優勢[僅差]△伊藤大峰
昨年優勝、今大会女の子で唯一決勝に進出した石岡(青森・五所川原柔道少年団)が開始から先手を打って攻め続け、引き手側に移動しながらの左背負投を連発。組みつくなり、片ヒザ、あるいは座り込んでの低い背負投で攻め続けて伊藤(岩手・大迫柔道スポーツ少年団)に技を掛けるスキを与えない。対処しあぐねた伊藤、再三これを潰しては得意の横三角でめくろうとするが、伊藤は必死に耐えて、3度の攻めをいずれも「待て」まで粘り切る。残り20秒、石岡のヒザをついての背負投の直後、伊藤に「指導1」。焦れた伊藤、奇襲の右一本背負投を見せるが効果なく時間。旗判定は3本が石岡に揃い、僅差3-0で石岡が2連覇を決めた。小柄ながら気後れせずに掛け続けた石岡の積極性が光る試合だった。

  • 大会レポート

     

  • 大会レポート

     



大会レポート
石岡来望選手のコメント
「本当は6年生で出ているお兄ちゃんと2人で優勝したかったけど、勝てたのはとてもうれしい。決勝はとにかく技を掛け続けてポイントを取ろうと思っていました。柔道は試合で勝つのがなにより楽しいです。尊敬する選手は、中村美里さんと、松本薫さんと、塚田真希さん。オリンピック優勝、金メダルを100個取るのが目標です」

母・利江さんのコメント
「見ての通り元気一杯の子です(笑)。柔道は3歳からですが、始めてからとにかくきちんと挨拶ができるようになりましたね。今日は試合のセコンドですごく緊張しました。「ファイト!」しか言えませんでしたが、とても楽しかったです。まっすぐ、素直に成長してほしいと思います」

  • 3年生の部

    ※クリックすると拡大画像をご覧頂けます。

  • 3年生の部
優勝 笹森 翔夢(青森県・鶴田町柔道少年団)
準優勝 石間 勇斗(神奈川県・潮風柔道クラブ)
第三位 蝦名 快晟(青森県・鶴田町柔道少年団)
松橋 玲音(青森県・車力柔道少年団)
第五位 村山 陽祐(青森県・野辺地町柔道少年団)
藤田 豪(青森県・高杉柔道少年団)
小坂 りりあ(青森県・鶴田町柔道少年団)
菅原 光輝(秋田県・天王柔道スポーツ少年団)
マナー賞 小坂りりあ(青森県・鶴田町柔道少年団)
(受賞理由)非常にきちんとした礼法を行っていた。

笹森翔夢○上四方固△石間勇斗
笹森(青森・鶴田町柔道少年団)は右組み、石間(神奈川・潮風柔道クラブ)は左組みのケンカ四つ。左右に良く足の動く石間、左大内刈に左内股で先制攻撃。笹森はこれを右内股に切り返して対抗。石間、ケンカ四つの相手に対し、まず釣手を持っての右一本背負投、戻るところに引き手を持ちながら左体落に飛び込むというパターンを繰り返し攻勢。笹森はなかなか技が出ない。
残り1分を過ぎ、石間、再び右一本背負投から左体落につなぐ。ところが今度はこれを待ちかまえた笹森、見事なタイミングでこれに右小外刈を合わせる。石間たまらず崩れ「有効」。笹森はこの機を逃さずに上四方固に移行し「一本」。
地力もさることながら、試合の中で相手の攻撃パターンを見極めた、笹森の勝負勘が光る試合だった。

  • 大会レポート

     

  • 大会レポート

     

  • 大会レポート

     



大会レポート
笹森翔夢選手のコメント
「勝ててうれしい。最初は緊張したけどだんだん体が動いてきて、ライバルの菅原くん(天王柔道スポーツ少年団・菅原光輝選手)との準々決勝に勝てたので、優勝できるかなと思った。(決勝の小外刈は)体が自然に動きました。得意技は内股。試合で勝つのが好きです」

父・孝行さんのコメント
「明るい子で、負けずぎらいです。自分がやっていたこともあり、5歳の頃から柔道を始めさせました。たぶん今でもあまり好きになってくれてはいないんじゃないかと思いますが(笑)、頑張っているので嬉しいですね。柔道を通じて、何事もあきらめない、忍耐を培ってほしいです」

  • 4年生の部

    ※クリックすると拡大画像をご覧頂けます。

  • 4年生の部
優勝 平山 才稀(青森県・五所川原柔道少年団)
準優勝 渋谷 蓮(青森県・剛柔舘藤田道場)
第三位 宮崎 七海(青森県・黒石分団)
櫻庭 将太(秋田県・天王柔道スポーツ少年団)
第五位 有馬 雄生(秋田県・天王柔道スポーツ少年団)
坂本 龍世(福島県・内郷柔道塾)
鈴木 直登(福島県・宏道館柔道スポーツ少年団)
亀田 慎太郎(青森県・全日本柔道少年団青森県連合団平内分団)

平山才稀○優勢[僅差]△渋谷蓮
昨年優勝の平山(青森・五所川原柔道少年団)は左組み、対する渋谷(青森・剛柔舘藤田道場)は右組みのケンカ四つ。この試合は長身の平山が左内股、渋谷はこれを受けての右体落と、お互い腰を寄せ合っての激しい攻め合いが続く。
残り1分を切り、平山の左大外刈を渋谷が返し、さらに平山の左内股を渋谷が透かして押し込むという攻防があったが、攻め合いの様相は変わらず試合は一進一退。
終了ブザー直後、渋谷の右払巻込に、いったん動きの止まった平山が横転するという場面があったものの、これは時間外で無効。試合の行方は旗判定へ。
旗判定は3本が平山に揃い、僅差3-0で平山の優勢勝ち。お互い良く攻めた試合だが、平山が終始先手を打ち続けたことが評価された形。平山は周囲のマークを跳ねのけて見事2連覇を達成した。

  • 大会レポート

     

  • 大会レポート

     

  • 大会レポート

     



大会レポート
平山才稀選手のコメント
「狙い通りの優勝。最高の気持ちです。決勝は、いっぱい技を掛けたことが勝因だと思います。掛け続ければいつか投げることができると信じて試合をしました。尊敬する選手は井上康生選手。あんな綺麗な内股を掛けられるようになりたいです」

父・忠二美さんのコメント
「決勝の前には『まあ、がんばれ』とだけ声をかけました。股関節を痛めていたし、準決勝は不戦勝で、今日は運も味方したんじゃないかと思います。さっき3連覇を目指そうと話しあったところです。来年も勝てるように親子で頑張ります」

  • 5年生の部

    ※クリックすると拡大画像をご覧頂けます。

  • 5年生の部
優勝 小山内 剣太郎(青森県・五所川原柔道少年団)
準優勝 笠井 盛龍(青森県・五所川原柔道少年団)
第三位 伊藤 隆哉(岩手県・大迫柔道スポーツ少年団)
加藤 龍人(青森県・全日本柔道少年団三沢分団)
第五位 高橋 寛人(青森県・鶴田町柔道少年団)
籾山 勇大(秋田県・御野場 石川道場スポーツ少年団)
三上 哲寿(青森県・県武道館弘前分団)
工藤 毬矢(青森県・五所川原柔道少年団)
マナー賞 遠藤奈央 (秋田県・村井道場)
(受賞理由)試合態度、礼法ともにとてもしっかりしていた。

小山内剣太郎○優勢[僅差]△笠井盛龍
青森・五所川原柔道少年団の同門対決となった決勝戦は笠井が左組み、小山内右組みのケンカ四つ。腰を寄せた姿勢から笠井が左体落、小山内が右内股と、相手の技にいち早く反応しては一瞬早く自分の技を合わせるという、お互いを良く知る同門らしい激しい攻め合い。
1分過ぎから、小山内が、背負投で伏せた笠井を無理やり立たせて左内股を繰り出すなどやや攻勢。小山内、終盤は右内股で再三笠井を伏せさせ、やや試合の展開を握りかけたところで試合は終了。注目の旗判定は3本が小山内。僅差3-0の優勢勝ちで、小山内が見事東北王者のビッグタイトルを獲得した。
青森県学年別王者で、日整全国少年大会の青森県チームメンバーに選抜されている小山内、切り返しを狙う相手にも臆せず、先手を取って攻め続ける気持ちの強さと粘りが見事だった。

  • 大会レポート

     

  • 大会レポート

     

  • 大会レポート

     



大会レポート
小山内剣太郎選手のコメント
「うれしい気持ちでいっぱいです。同じ道場の相手で、技は知られているけれど正々堂々戦おうと思っていました。試合は苦しかったけど、とにかく負けずにいっぱい技を掛けようと思っていました。柔道は、勝ち進んでいくのが快感です(笑)。将来の夢は、オリンピックでオール『一本』で金メダルを取ることです」

父・弘三さんのコメント
「いつもジョークばかり言って笑っている、ちょっとおかしい子です(笑)。5歳から柔道を始めたんですけど、それで声が大きくなってますます良く笑うようになりました。決勝の相手は同門の仲良し。父親同士も『お互いに応援はしないで、この試合は子供たちに任せよう』と話し合って臨みました。来年も2人で決勝を戦ってほしい。将来は……、とにかく健康であればそれが一番です(笑)」

  • 6年生の部

    ※クリックすると拡大画像をご覧頂けます。

  • 6年生の部
優勝 飛田 歩夢(茨城県・無心塾飯島道場)
準優勝 豊島 秀仁(青森県・金木柔道スポーツ少年団)
第三位 白川 虎太(青森県・剛柔舘藤田道場)
古田 孝成(青森県・全日本柔道少年団三沢分団)
優秀賞 小林 翔磨(秋田県・天王柔道スポーツ少年団)
田嶋 伸一(青森県・八戸市柔道少年団)
石岡 佑基(青森県・五所川原柔道少年団)
佐藤 亜美(宮城県・仙台柔友会)
マナー賞 種市匡佑(青森県・黒石分団)
(受賞理由)1回戦で負けたが、礼法、元気があって良かった

飛田歩夢○袈裟固△豊島秀仁
茨城県から越境参加の飛田歩夢(無心塾飯島道場)を、地元・青森県の豊島秀仁(金木柔道スポーツ少年団)が迎え撃つ形となった決勝戦。
飛田、豊島ともに右組みの相四つ。飛田は173cm、83kgの偉丈夫、豊島も170cmの長身と最年長学年の決勝にふさわしい大型対決。
開始早々、豊島思い切った右内股を仕掛けるが、飛田引き手を切り離し、腰を切って動ぜず。以後は飛田が組み勝ち、腰を寄せての右払腰で攻める。豊島は腰でこれを受け止めて返しを狙うという展開。
50秒、飛田が右払腰で腰を寄せる。これを豊島が迎え撃って腰が深く入ったところで、飛田鮮やかに反転して右大内刈。これが見事に決まり、豊島は後退しながら背中から落ち「技有」。飛田、戦意喪失した豊島をガッチリ袈裟固に抑えこんで「一本」。
今年度から、地区に関係なくオープン参加の大会となった「スポーツひのまるキッズ大会」。飛田は、史上初のオープン参加でのチャンピオンとして大会史に名を刻むこととなった。


  • 大会レポート

     

  • 大会レポート

     

  • 大会レポート

     



大会レポート


飛田歩夢選手のコメント
「4月の関東大会で3位に入れず(ベスト8)、悔しくてたまらなかったのでこの大会に参加しました。ここまで来るんだから優勝しなければ親に申し訳ないという気持ちでした。来週は茨城県の個人戦がありますが、この調子で優勝して全国大会に出たいです。好きな選手は穴井隆将選手と川上智弘選手。技の切れる選手に憧れます」

父・孝行さんのコメント
「学校でも図抜けて大きいんですが、大人しい、優しい子です。気弱さを克服するために小学3年生の冬から柔道を始めました。向いているようですし、もう柔道しかありませんね(笑)。今大会は震災支援の大会と聞きましたし、茨城でも周囲で被災した人がいます。勇気づけるためにという趣旨に賛同して参加を決めました。(勝たなければ申し訳ない、と言っていましたが?)親孝行ですね。うれしいです(笑)」

大会最優秀選手


副賞
大会最優秀選手として6年生で優勝した飛田歩夢君(茨城県・無心塾飯島道場)が選ばれ、 副賞として株式会社オオクボから、所属道場に『み・か・く牛』10kg! が贈呈されました。

副賞

青森県知事賞


青森県知事賞には5年生優勝の小山内剣太郎君(青森県・五所川原柔道少年団)が選ばれ、 トロフィーと賞状が贈られました。

青森県知事賞

大会概要

開催場所 青森県武道館(弘前市)
事務局住所 〒105-0014
東京都港区芝3-17-15クリエート三田ビル
株式会社ジャパンスポーツコミッション
電話番号 03-3868-0211
10:00~17:30(土日祝を除く)
FAX番号 03-3453-8590
WEBサイト http://www.hinomaru-kids.jp/
PR 少年柔道の発展と大会を通じての相互の交流、親睦をはかるとともに、親子の絆をこれまで以上に深めることを目的とする。
開催日時 平成23年6月11日(土) 前日練習会 受付13:30 開始14:00~16:30
平成23年6月12日(日) 8時15分開館 午前9時30分開会式(予定)